長所は短所。短所は長所。
今日は、短所と長所の話。
「うちの子は要領が悪くて、、」
「飽きっぽくて、、」
保護者の方はよく言います。
わが子だけ見ている時は、長所ばかり。
小学校の高学年くらいになると、徐々に短所ばかりが目につきます。
「長所は短所」ということわざがあります。
これは、長所に頼りすぎると失敗するから視点を変えると短所にも見えるよ。という意味ですが、
逆に言うと、短所は視点を変えると長所。
表裏一体です。
「のみ込みが悪く、要領が悪い」という短所を持った子は視点を変えれば、
「一つ一つのことに粘り強く取り組める」という長所を持った子にも見れます。
こういう子の場合は、課題を与えすぎずにじっくり取り組ませる。
ということが大切です。
他にも、
「何をやってもすぐに飽きてしまう」という短所を持った子は視点を変えれば、
「新しいものには飛びつく」という長所を持った子にも見れます。
こういう子の場合は、間違えた問題などを、同じように見せないように工夫して繰り返し取り組む。
ということが大切です。
無理に、解きなおしや見直しをやらせても駄目です。
短所を無理やり直そうとすると、短所の裏側の長所を潰してしまいます。
視点を、短所ではなく長所に変え、
長所を伸ばすよう工夫をしましょう。
参考 : 『強育論』 宮本哲也